地方公務員の公務災害発生件数は減少傾向にある中で、通勤途上の災害発生件数はここ数年増加傾向にあります。また、わが国の交通事故発生件数等は依然として高い水準で推移しており、事故そのものを減少させることが求められています。
本書は、地方公共団体が『組織』として、どのように交通災害防止に取り組んだらよいか分かりやすく説明しています。また頻出事故の原因と対策について説明し、職員一人ひとりの交通安全意識の向上にも役立つ内容です。
監修指導: 東京海上日動リスクコンサルティング株式会社 自動車リスク事業部主席研究員
慶應義塾大学大学院非常勤講師 北村 憲康
○ 道路交通事故の発生状況
○ 地方公務員の交通災害発生状況
○ 安全運転管理とは
○ 安全運転管理のポイント
○ 制度・ルールづくり
○ 安全運転教育・意識啓発
○ 不安全行動の意識改革
○ 交通ヒヤリ・ハットと交通KYT
○ 再発防止策
○ 福岡県大牟田市~交通KYT、バイク実技講習会など
○ 愛知県豊橋市~交通事故防止マニュアルの策定など
○ 長崎県長崎市~再発防止策など
○ 神奈川県横浜市~各局区に合った交通安全研修など
○ 交通事故を招く意識とヒューマンエラー
○ よくある事故パターンの原因と対策
○ 自転車運転の事故と防止対策~自転車安全利用五則を守ろう
○ 守るべき基本習慣〈運転手順例〉
2013年10月
B5 29頁 4色刷り