昨今の新型コロナウイルス感染症の流行では、先の見えない不安やストレスなどから心身へのさまざまな影響が懸念されていますが、依存症の増加もその一つです。仕事や人間関係によるストレスなど日常生活がきっかけになる場合も多く、どんな人でも依存症になる可能性があります。依存症になると、脳のコントロール機能が低下して自分の意志ではやめることができなくなり、本人の努力だけで脱却することは難しく、適切な相談先や治療へつなげる周囲の支援が不可欠です。本書では、さまざまな依存症の基本的な知識や治療法をはじめ、依存症の可能性のある職員への対応や脱却へ向けたサポート例について、分かりやすく解説しています。
監修:独立行政法人 国立病院機構 久里浜医療センター院長
WHOアルコール関連問題研究・研修協力センター長/依存症対策全国センター長
樋口 進
〇誰もがなりうる病気
〇依存症のメカニズム
〇ギャンブル等依存症
〇アルコール依存症
〇ニコチン(たばこ)依存症
〇インターネット依存症
〇薬物依存症
〇買い物依存症
〇カフェイン依存症/過食性障害
〇依存症は回復する病気
〇依存症の治療法
〇もしかして依存症?という人がいたら
〇依存症は再発しやすい
〇疑問・質問 Q&A
〇一人で悩まないで(相談窓口等)
2021年2月
B5 29頁 4色刷り