近年、大人になってから発達障害であると分かるケースが増えています。発達障害は原因のすべてが明らかになっているわけではありませんが、脳機能のアンバランスさにあるとされています。そのため、特定のことには優れた能力を発揮する一方で、ある分野は極端に苦手といったことが生じます。誰でも得意・不得意はありますが、発達障害の特性がある人はその差が大きいため、日常生活や仕事を進める上で困難が生じています。
本書では、発達障害の基本的な知識をはじめ、症状別の対応方法や望ましいとされる支援をわかりやすく解説しています。本書が、現場で働く職員の方々をはじめ、当事者本人への支援の一助となれば幸いです。
監修:早稲田大学 教育・総合科学学術院 教授
梅永 雄二
発達障害とは
発達障害の人を理解する
「理解」から「支援」へのマインドチェンジ
さまざまな事例と支援のポイント
事例:仕事の進め方をサポート
事例:対人関係のトラブル
適切な支援で二次障害を防ぐ
体調管理の配慮とメンタルへルス
特性の把握・支援のための仕組み作り
適材適所はマネジメントの要
2018年2月
B5 29頁 4色刷り